Kagetoy030513
地方のIT教育について
文部科学省の平成16年度予算は、(http://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/index.htm参照)一般合計6兆600億円で、前年度の6兆3200億円より2600億円ほど減額になっている。特にIT関係の予算も1350億円から1290億円で60億円ほどの減額になっている。これは、三位一体政策による国から地方への税源移譲策とも関係していると考えられる。
例えば、「高度教育用ネットワーク利用環境整備事業(約7億円)」」は国の補助金から地方に譲り与える所得譲与税として、一般財源に移された。
コンピューター、インターネットなどの設備経費についてはすでに一般財源化されて、地方交付税で措置するようになっている。その額は前年度より40億円増えた2050億円になる。これに、プロジェクターやデジタルカメラなどの教材費を含めるとおよそ3000億円になる。3000億円は日本のIT関連事業の2倍以上にあたる額である。また、「学校教育分野」の予算の20倍にあたる。
1学校あたりの交付税措置額は15年の場合でも、小学校は約480万円、中学校=約640万円、高校=約580万円と大きな額となっている。
地方交付税が有効に教育の場に使われる、ITや教育設備費に地方交付税が占める割合が多くなれば、ICTを有効につかえる。
地域格差が生じる可能性が大である。
地域格差について(http://www.japet.or.jp/)
学校における情報教育の実態等に関する調査結果(抜粋)文部科学省初等中等教育局参事官 「教育メディアガイド 2004年版 日本教育工業振興会」
これは小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、そして盲学校、ろう学校、養護学校などの特殊教育諸学校を対象としている。
この資料によると、宇都宮には学校が80校あり、教育用パソコンは2574台ある。平均、1学校32.2台。1クラス40人とすると、1台あたりの生徒数は14.7台。インターネット接続率は100パーセント。そして普通教室のLAN設備率は92.8パーセント。
宮崎市の場合、1校にたいし、パソコンは85台。そして1台あたりは6.3名。LAN設備率は100パーセント。
郡山の場合、1校にたいし、パソコンは40,2台。1台あたりの生徒数は7.1台。LAN設備率は99.7パーセント。いかに地方自治がICT教育に関心があるかわかる。
名古屋市、京都市ともに、インターネット接続率は100パーセントだが、LAN設備率は7.1パーセントと4.2パーセントと共に低い。
都市部、地方によって大きく差が生まれる。
また、都道府県によっても違う。例えば、岐阜県には629校の学校があり38、019台のパソコンがある。1校に対するコンピューターの数は平均54.9台で、1台にあたり6.6人。そしてインターネット接続率は100パーセント。普通教室のLAN設備率も68.5パーセントと全国1位である。
それに対して東京都は2、276校あり、パソコン台数は77,555台。平均設置台数は34.1台で、1台あたり11.8人の生徒がパソコンにつくことになる。インターネットの接続率も7校以外つんながっているということで、99.7パーセントとたかい。しかし、LAN設備率は5.7パーセントともっともひくい数字が出ている。これはLANを設備するのに非常に高いコストが生じるために地方自治によって差がでることを現している。
第30回全日本教育工業研究協議会 全国大会にて
岐阜県−数千人の規模の生徒がEーラーニングを日常的に活用している・・・数学の問題がWEBに載せられる。教員が関与することによって授業での活用や宿題としての活用を考えられる=あたらしい教育の切り口。
校内ネットワーク、校内LANの推進。学校どこからでも無線により情報のやりとりを可能にする。そのとき、インターネット世界と、学校との間には教育用イントラネットを存在だせるので、安全。
地域の取り上げ。
イギリス
京田辺市